個人事業から法人化することによって税金のメリットなどを受けることが出来ます。個人事業から法人化させるためには、次のような手続きで行うことになります。

・法人登記前の準備

法人成りするためには法人を設立する必要があります。法人の設立には法人の基本事項である本店所在地や資本金、役員などを決定し、定款を作成する必要があります。また資本金を準備したり登記申請書の作成を行います。

・登記

準備が終わったら法務局で法人登記を行います。この際に法人印の登録も行い登記が終了したら登記事項証明書や印鑑証明書を取得します。

・登記完了後

登記が完了したら銀行口座などの開設はもちろんのこと、今までの個人事業の廃業手続きも行う必要があります。また税務署へ法人設立届出書を提出するなどの手続きを行います。

また、法人成りのメリットとデメリットは次の通りです。

〇法人成りのメリット

・節税効果が期待できる

法人成りすることで今まで累進課税であった所得税から一定税率の法人税へ変わります。そのため、利益が上がれば上がるほど税率が少なくて済むため節税効果が期待できます。

・社会的な信用を得られる

法人であることによって社会的にも信用を得られ、ビジネスチャンスの獲得や融資を受けやすくなります。

〇法人成りのデメリット

・費用がかかる

設立費用や赤字の場合でも税金を納めないといけないため個人事業の場合よりも費用がかかります。

・社会保険の負担分が課される

個人事業のときと違って社会保険は労使折半のため、社会保険の会社負担分が生じます。そのため、固定費が個人事業よりも多くかかります。

熊谷税務会計事務所では兵庫県全域や京都市を中心に「相続税の申告」、「会社設立」、「法人成り」などに関する税務相談を承っております。

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